この心理テストは、本書の理論、PRISM、組織におけるマタリング(重要感)尺度(OMS)がVUCAに対応できるかを基準とするために作成されました。この尺度には、VUCAを乗り越えるための自信に関わる内容が含まれています。
変化が激しく先が読みにくい時代の特徴を表す言葉です。4つの英単語の頭文字を合わせています。
| Volatility 変動性 | 物事がすぐに変わってしまい、安定しないこと。 例:急に株価が大きく変動する。 |
| Uncertainty 不確実性 | 将来がはっきりと予測できないこと。 例:新しい技術が普及するスピードが読めない。 |
| Complexity 複雑性 | 関わる要素が多く、影響し合ってわかりにくいこと。 例:地球温暖化のように経済・政治・環境が絡み合っている問題。 |
| Ambiguity 曖昧性 | 原因や意味がはっきりせず、解釈が難しいこと。 例:ある出来事の原因が一つに絞れず、解釈が分かれる場合。 |
もともとは冷戦後のアメリカ軍が、予測できない戦況を表すために使い始めた言葉ですが、現在ではビジネスや教育の場でも広く使われるようになっています。VUCAの少し前には「Wicked Problems(厄介な問題)」という言葉も提案されました。情報が不完全で、条件がすぐ変わり、関わる人も多いために明確な答えがない問題のことです。
次の質問のうち、それぞれ最も当てはまるものをご選択ください。深く考えこまず、直感でお答えいただいて構いません。
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Result — VUCA-OSES
結果は「強さ・弱さ」を決めるものではなく、どのように工夫し、どんな環境で力を発揮できるかを知るための指針になります。
結果の保存・活用
合計点(4〜20点)を、平均14点・標準偏差4点を基準として5段階に区分しています。該当する行を色付きで示しています。
| 区分 | 合計点 | 基準の考え方 |
|---|---|---|
| かなり高い | 18点以上 | 平均より1標準偏差以上高い水準 |
| 高い | 16〜17点 | 平均をやや上回る水準 |
| 普通 | 13〜15点 | 平均(14点)のあたり |
| 低い | 11〜12点 | 平均をやや下回る水準 |
| かなり低い | 10点以下 | 平均より1標準偏差以上低い水準 |
点線は平均の目安(3.5)です。
横軸は「変動性+不確実性」=物事が動いて読めない状況への感覚、縦軸は「複雑性+曖昧性」=入り組んで意味がつかみにくい状況への感覚です。赤い点が、いまのあなたのおおよその位置を示します。
※ 位置は傾向を示す目安であり、優劣を表すものではありません。
自己効力感(self-efficacy)とは、「自分はこれをやれる」という見込みの感覚です。実際の能力そのものではなく、能力についての本人の見積もりを指します。ここが重要な点で、同じ力を持っていても、やれると思っている人は行動を始め、やれないと思っている人は始めません。行動の量が変わるので、結果として実際の差にもなっていきます。
この尺度は、その自己効力感をVUCAという特定の状況に絞って測っています。日常の安定した業務ではなく、物事がすぐ変わり、先が読めず、要素が絡み合い、意味がはっきりしない場面。そうした状況を「乗り越えられる」と感じているかどうかを、4つの側面から確かめます。
この感覚は、固定された性格ではありません。自己効力感は主に4つの経路で高まることが知られています。実際にやり遂げた経験(成功体験)、自分と似た誰かがやり遂げるのを見ること(代理経験)、信頼できる人からの後押し(言語的説得)、そして心身の状態が整っていること。とくに影響が大きいのは最初の成功体験で、小さくても構いません。だから「小さな挑戦を積み重ねる」という対策が、どの得点帯でも繰り返し出てくるのです。
あわせて押さえておきたいのは、この尺度がPRISMと組織におけるマタリング(重要感)尺度(OMS)の妥当性を確かめるための基準として作られている点です。PRISMの5つの力が実際にVUCA環境で役立つのなら、PRISMが高い人はこの尺度も高く出るはずだ、という考え方です。3つの尺度を続けて受けると、自分のなかでその関係を確かめられます。
全体を通じて重要なのは、AIではなく人間を中心に焦点を置くことです。人間としての尊厳、そして心理的安全性を大切にすること。そして、最終的に意思決定を行い、行動するのは、AIでも診断結果でもなく、当事者であるあなた自身であるということ。この点を何より重視しています。
この端末に、最新30回分の結果を保存できます。時間をおいて受け直すと、変化のようすが線でつながります。
まだ記録はありません。
5つの力を全15問で。VUCAへの対応力の土台にあたります。
TEST 02職場での承認と達成感を全7問で。
BOOK3つの尺度は、書籍の付録に収録されています。
研究データ掲載欄
本尺度について、対象者数(N)、信頼性係数(α・ω)、H係数、因子間相関、妥当性の検討などのデータが得られた際に、この欄へ掲載します。現時点の5段階区分は、M=14・SD=4 を前提とした基準を用いています。実測値が得られた段階で、この区分を更新します。なお書籍『これからの生き方』の付録では、同じ尺度が3区分(高い17〜20/普通11〜16/低い4〜10)で掲載されています。本サイトでは、より細かく状態を捉えられる5段階区分を採用しています。
この心理テストは、「個人の利用は無料です。」教育・研究(非営利)の場合は自由にご活用いただけます。
ビジネス・商用の場合は、当協会の資格または関連する資格を取得いただくか、法人契約などが必要になりますので、必ずご連絡をお願い致します。
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